Choosing the Right Tent 正しいテントを選ぶ方法

あらゆる条件で「最高の」テントというのは実際にはないものですが、あなたにとって「正しい」テントならあります。「正しいテント」選びは、あなたがどんな冒険(登山、ハイキング、狩猟、シーカヤック、自転車やオートバイでの旅、など)をするかで決めるよりも、そうした冒険であなたのテントは何ができる必要があるかで決めるのが良いでしょう。私たちは、あなたにとって重要な特定の機能やパフォーマンス属性を定めることと同様に、あなたが最も頻繁にテントを使う時期、場所、そしてその方法を定めることを提唱しています。また、バックカントリーにおけるスキルについての経験値と自信の程を自己評価することも提唱しています。この情報を用いれば、自分のニーズに最適なクオリティを持ったテントを選ぶことができます。 最終的には、あなたにとって正しいテントを選ぶことができるのはあなただけです。しかし、バックカントリーではそのテントがあなたの家になるわけですから、賢明な選択をすることを強くお勧めします!

どのレーベルのテントがあなたのニーズに適しているかを見極める

どのレーベルのテントがあなたのニーズに適しているかを見極める

まず第一に、あなたが多くの場合どのようにテントを使うかという、出来るだけ具体的な条件を想像してください。それは、あなたがバックパックを背負って旅したり、登山をしたり、スキー旅行をしたりするかどうかということよりも、いつ、どこで、どのようにそれをするのか、そしてそれはどの程度頻繁に行われ、どの程度過酷なものであるか、ということが問題なのです。一般的に、使用頻度が高いほど、全体的な強度、使いやすさと信頼性を必要とします。同様に、温かい季節だけ旅するのではなく、あらゆる季節やコンディションに出かける場合などのように、使い方が多様であるほど、テントの適応性が必要になります。テント重量が軽いということはいつだって重要な基準ではありますが、頻繁に使用したり、様々な用途に用いたりするのであるなら、最軽量のものを選ぶと、それは誤った選択になるかもしれません(「最軽量の罠」を参照してください)。 ヒルバーグの各レーベル・カテゴリーでは、意図されたパフォーマンス・レンジに対する強さと軽さの最高のバランスを見つけようと試みました。ブラックレーベル・テントは、最高の強度、使いやすさ、信頼性、そして適応性を持ちます。これらのモデルは、一年中いつでも、どこでも、どんな状況でも、高いパフォーマンスを発揮します。 そのレベルのパフォーマンスは必要としないけれども、あらゆる季節で挑戦的なコンディションに遭遇するならば、レッドレーベル・モデルを検討してください。使用の程度が軽く、暖かい時期に、さほど過酷ではないコンディションで使うつもりならば、イエローレーベルのテントを選んでください。ヒルバーグのブルーレーベル・モデルは、特定の職務の遂行を最優先とする専門家向けの製品です。 同様に、あなた自身の意向を考えてください:強さ、使いやすさと快適さが比較的重要ならば、ブラックレーベルはあなた向きです。そうしたことは軽さに比べそれほど重要でないならば、レッドレーベルを検討してみてください。そして、強度や快適さを犠牲にしてでも、とにかく可能な限り軽量のものを望むなら、イエローレーベル・モデルを見てください。しかし、アウターテント(フライとも呼ばれる)の全面が接地していないテントは、横殴りの雨や跳ねた雨水が侵入しやすいということを忘れないでください。いわゆるスリーシーズン・コンディション(春から秋まで)においても、多くの時間を横殴りの雨や強い風雨にさらされるならば、ヒルバーグのブラックレーベルかレッドレーベルが良い選択となるでしょう。それらのテントはすべて、アウターテントが完全に地面に着いています。自信がない場合には、上位のレーベルのテントを選択することを強くお薦めします。

サイズ、構造、特定の機能を選択する

サイズ、構造、特定の機能を選択する

プライベートな空間を望む人もいれば、パートナーたちとテントを共有したいと望む人もいます。ヒルバーグのテントは所定の居住人数と彼らの装備を収容できるようにデザインされていますが、サイズを上げるとほんのわずかに重量が増えるだけで快適さがかなり増します。あなたの体格も選択のための要因です。がっちりとしている人や背の高い人は、より快適なモデルを見つけたほうが良いかもしれません。 毎日のようにテントを設営するような、比較的頻繁に「移動する旅」をする人には、その重量に対するスペースの割合がベストであるヒルバーグのトンネル型テント・モデルを提供いたします。それは、毎回すべての装備を運ぶ人にとって理想的です。ベース・キャンプを設置し、そこから短い旅をすることが多いならば、そのままにしておいても雪の重さに耐えられる強度と能力を備えたドーム型テントが最高の選択であるかもしれません。ヒルバーグのドーム型モデルでは、「自立」テント(前室はペグで固定しなければならない)と「フリー・スタンディング・モデル」(前室が一体化されていて、設営のためのペグ固定が不要)とを区別しています。後者は、岩盤や砂利混じりの地面などの限られた設営条件において、良い選択肢となることがよくあります。いま一度、ご自分の好みを考えてみてください。ドーム型テントよりトンネル型テントが好きな人もいますし、その反対もまた然りです。 出入り口も検討要素の一つです。出入り口が1つのモデルは一般的に軽量ですが、ドアや前室が2つあるテントは、ずっと使いやすく、収納量も多く、場合によっては通気性も高いです。ドアが2つあるインナーテントは空間も広いので、背の高い人にとっても快適なものとなるでしょう。前室が拡張できるモデルは、もう1つのオプションです。これらのモデルは、装備が多い場合や、犬や家族を伴う旅や、バックカントリーでのんびり過ごす場合などには理想的なものになるかもしれません。しかし、比較的広い設営スペースが必要であることと、重量が重くなることがマイナス面です。

「最軽量」の罠

「最軽量」の罠

ただ軽いというだけでテントやシェルターを選ぶのは、まず良い考えではありません。ヒルバーグのタープの1つやブルーレーベルのRajd(ライド)シェルターはとても軽いもので、とても多くの人々がそれらを非常に上手に利用していますが、強度、耐久性、そして快適さを犠牲にしていることは明らかです。そのような最小限の防備で悪天候を乗り切るのは、危険でないとしても、惨めなものになるでしょう。 あなたは、進んで受け入れることのできる最低限のラインを決めなければなりません。そのための良いアプローチ方法は、どの程度の「軽さ」があなたがしようとしていることに相応しいかを考えることです:その測定基準は、大きい山の森林限界より高い場所で全ての季節の全ての天候状況の中でほとんどの時間を過ごす人と、夏場に森の中の起伏地に滞在する人とでは異なります。一般的に、テントは軽いほど機能が少ないものです。そしてその結果、快適さも劣り、おそらく劣悪なコンディションでの安全性も劣るのです。追加的な強度と安全性は重量という「犠牲」を伴います。そしてそれが必要ならば、その犠牲は払わなければなりません。

Kerlon 1800 outer tent Kerlon 1200 outer tent Kerlon 1000 outer tent Kerlon 600 outer tent Kerlon 2000 outer tent Tunnel design Dome design self supporting* free standing* Other design Number of occupants Entrances Vestibules Extended vestibule Modular components Pole diameter (mm) & number
Keron 3 & 4 3,4人 2 2 10mm/3本
Keron GT 3 & 4 3,4人 2 2 10mm/4本
Nammatj 2 & 3 2,3人 1 1 10mm/2本
Nammatj GT 2 & 3 2,3人 1 1 10mm/3本
Saitaris 4人 2 2 10mm/4本
Saivo 3人 2 2 10mm/4本
Tarra 2人 2 2 10mm4本
Staika 2人 2 2 10mm/4本
Kaitum 2 & 3 2,3人 2 2 9mm/3本
Kaitum GT 2 & 3 2,3人 2 2 9mm/4本
Nallo 2, 3 & 4 2,3,4人 1 1 9mm/2本
Nallo GT 2, 3 & 4 2,3,4人 1 1 9mm/3本
Allak 2人 2 2 9mm/3本
Jannu 2人 1 1 9mm/3本
Akto 1人 1 1 9mm/1本
Soulo 1人 1 1 9mm/3本
Unna 1人 1 0 9mm/2本
Anjan 2 & 3 2,3人 1 1 9mm/2本
Anjan GT 2 & 3 2,3人 1 1 9mm/3本
Rogen 2人 2 2 9mm/3本
Enan 1人 1 1 9mm/1本
Niak 2人 2 2 9mm/2本
Rajd ■R 2人 2 0R 13mm/2本R
Atlas 8人 2 0T ■T 17mm/5本
Altai ■L ■L 6人 1 0 ■L L

オールシーズン構造:アウターテントは地面まで拡張され、メッシュの部分は調整可能なファブリックパネルの後ろに配置されます。

3シーズン構造:アウターテントは地面まで達しておらず、メッシュの部分はファブリックパネルを伴いません。 セルフサポートテントの前室はペグダウンを必要とします。フリースタンディングモデルの前室はペグダウンの必要がありません。

R:ライドはシングルウォールのシェルターです。ウォール・フロアー共にKerlon1200素材を採用しています。オールシーズンを通して使用が可能なミニマリスト向けのシェルターですが、極地使用には適しません。ライドはリッジデザインで、2本のトレッキングポールや棒状の物で設営しますが、専用の13mmポール2本セットもご用意があります。ドア上部のメッシュパネルを保護する為に調節可能なひさしが上部に設けられています。

T:アトラスのインナーテント(3種類のバージョンがあります)はオプションアクセサリーで基本モデルには含まれません。ベスタビュールも同様にオプションアクセサリーで別途ポールが必要です。専用コネクターは複数のアトラスを連結することが可能です。

L:アルタイのインナーテントとフロアーはオプションアクセサリーで基本モデルには含まれません。アルタイULのアウターテント素材はKerlon1200、アルタイXPはKerlon2000のアウターテント素材を採用しています。アルタイはモンゴルの組み立てテントのパオからインスパイアされたデザインで、スキー等を使ってセンターポールとし、8本のトレッキングポール等で設営しますが、19.5mmのセンターポールと8本の13mmポールからなる専用のポールパッケージもご用意があります。