Hilleberg Comfort ヒルバーグの快適さの違い

ヒルバーグ社は、「快適さ」を主要なパフォーマンス属性ととらえています。なぜなら、テントの中での「快適さ」とは、「贅沢」とは異なるものだからです。それは、テントの全体的なパフォーマンスに関わる広範囲の判断基準なのです。たとえば、湿気の多いときにテント内の乾燥を保てるか、温かいときに快適さを保てるかといったことから、装備を分類したり、テント内を歩き回るスペースがあるかということまで、全てのことが含まれています。あらゆるテントのあらゆる面で一見小さなことを検討することによって、ヒルバーグ社はそうした「快適さ」を実現しています。

ヒルバーグ社ではダブルウォール・テントを奨励しています。なぜなら、それは、換気および通気の可能性(と全体的な快適さ)を最大にするからだけでなく、あなたと風雨の間に2重の保護層があるのでより大きな安心感を提供するからです。

ヒルバーグ社は、インナーテントとアウターテントを繋ぎ合わせ、ポールをその外側に設置しています。それにより、壊れた(折れた)ポールがテントの完全性を損なうことは少なくなり、また、ワン・ステップでテントが組み立てられるようにしています。ワン・ステップ設営により、風雨から素早く逃れることができ、長いこと濡れずに済みます。雨の中でキャンプを準備しても、インナーテントは濡れずに済むのです。同時に、たとえば昼間の休息の際にテントを素早く張ることができますし、インナーテントを切り離せば、風雨を遮る広いシェルターを手に入れることができるのです。

ヒルバーグ社は、すべてのモデルを、意図した人数の居住者および彼らの装備にとって少なくとも十分な広さになるように設計しています。ヒルバーグ社のインナーテントは、インナー・ウォールができるだけ垂直に近くなるように設計されています。それにより、利用できるスペースと無過重時の頭上空間を最大化します。また、ドアがテントの換気システムにおいて重要な役割を持つようになります。 (下記の「あらゆる季節の、あらゆる状況での通気」を参照してください)。

これらの検討ポイント(およびこれらのページで詳細説明されるもの)は、ヒルバーグ社のテントで見られる細部の一例です。ほかには、ジッパーを保護するのを助けるジッパー・フラップ;インナーテントとアウターテントの両方にあるドアを巻き上げておくためのトグルとリングまたはポール・クリップ;そして、すべてのインナーテントに取り付けられたポケットおよび物干しヒモまたは物干しヒモのためのループ;などがあります

インナーテントとアウターテントは別々に使用可能です

温暖で乾燥したコンディションでは、インナーテントとアウターテントを切り離してインナーテントだけを使用してください。または、キャンプのグループ集会ポイントとして、または、即席のランチ・シェルターとしてアウターテントのみを使用してください。

よく考えられたドア

広くて通りやすく、何通りもの方法で設定できるので変わりやすい天候に柔軟に適応することができます。

広い前室

装備の保管場所やインナーテントのドアの保護の役割を果たします。GTモデルの前室は、さらに広い装備保管場所(または犬のためのスペース)が加わります。

広々とした明るい内部

ゆったりとしたスペースがあるので、ぐっすりと睡眠をとったり、くつろいだり、嵐の日を快適さの中で過ごしたりすることができます。





あらゆる季節の、あらゆる状況での通気

ブラックレーベルとレッドレーベルの構造

ヒルバーグ社のオールシーズンテントであるブラックレーベルとレッドレーベルのモデルは、アウターテントの全面が地面に接地しています。そのため、少なくとも1つの主要な通気口が上部にあり、たとえ生い茂る草や砂や掘り下げた雪の上にテントを張っても、上昇する温かい湿った空気を外に排出することができます。その通気口は、内側からでも外側からでも完全に調節可能です。インナーテントのドアには防虫メッシュ・パネル(No-See-Um Net)が付いていますが、それはジッパーで調節できる生地パネルで覆うことができます。そのため、ブラックレーベルとレッドレーベルのモデルはオールシーズンでの使用が可能です。

イエローレーベルの構造

ヒルバーグ社のイエローレーベルテントは、雪の多いコンディションでの使用は意図されていないので、アウターテントは全面が地面に接地しているわけではありません。ですから、その構造自体に換気機能があります。これに加えて、大きなメッシュ・パネル(それを覆うことはできません)は、一定の空気循環を促します。外側の壁の一部は、巻き込むとメッシュが現れるようにデザインされており、より多くの通気が可能になります。